膝の痛みとは
膝の痛みは、年齢や生活習慣、運動習慣などさまざまな要因によって起こる症状です。
立ち上がる時や歩き始め、階段の上り下りなど、膝に体重がかかる動作で痛みを感じることが多くみられます。
痛みの程度や出現するタイミングは人によって異なり、一時的な違和感として現れる場合もあれば、日常生活に支障をきたすほど続く場合もあります。
膝の痛みは加齢によるものと思われがちですが、背景に疾患が隠れていることもあります。

膝の痛みの原因
膝の痛みは、いくつかの原因が重なって生じることが多いとされています。
加齢や筋力低下による影響
年齢とともに膝関節の軟骨がすり減ったり、太ももの筋力が低下したりすると、膝への負担が増えやすくなります。
筋肉による支えが弱くなることで、関節にかかる力が大きくなる場合があります。
使い過ぎや負担の蓄積
長時間の歩行、立ち仕事、スポーツなどにより、膝に繰り返し負担がかかることで痛みが生じることがあります。
体重増加や合わない靴なども、膝への負担を増やす要因のひとつと考えられています。
外傷や疾患によるもの
転倒や捻挫、靭帯損傷、半月板損傷などの外傷がきっかけとなることもあります。
また、変形性膝関節症や関節リウマチなどの病気が関係している場合もあります。
膝の痛みの症状
膝の痛みの現れ方には段階があり、進行の程度によって感じ方が異なります。
初期に見られる症状
歩き始めや立ち上がる時に、膝に違和感や軽い痛みを感じることがあります。
しばらく動いていると症状がやわらぐ場合もあります。
症状が進んだ場合
長時間の歩行や階段の昇降で痛みが出やすくなり、正座やしゃがむ動作がつらく感じることがあります。
膝の腫れや熱感を伴うこともあります。
日常生活に影響が出る場合
痛みが持続し、膝の曲げ伸ばしがしにくくなることがあります。
膝に力が入りにくく、不安定に感じる場合もあります。
膝の痛みで考えられる主な疾患
膝の痛みの背景には、以下のような疾患が関係していることがあります。
- 変形性膝関節症
- 半月板損傷
- 靭帯損傷
- 関節リウマチ
- 膝周囲の炎症性疾患
症状や経過によって原因は異なるため、適切な評価が大切です。
膝の痛みの治療法
膝の痛みの治療は、症状や原因、生活状況に応じて総合的に行います。
保存療法
痛みや炎症をやわらげるために、湿布や内服薬を使用することがあります。
状態に応じて、関節注射を行う場合もあります。
リハビリテーション・運動療法
膝への負担を軽減する目的で、太ももの筋力を中心としたリハビリを行います。
無理のない範囲で体を動かすことが、膝の安定につながる場合があります。
装具療法
膝のぐらつきや不安定感がある場合には、サポーターや装具を用いて関節を支えることがあります。
手術療法
保存的な治療で十分な改善がみられない場合には、手術を検討することもあります。
治療方針は症状や生活背景を踏まえて判断されます。
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